キーポイント
- 米国のスポット型イーサリアムETFは、過去最長となる10日連続の資金流入を達成し、金曜日だけで8,380万ドルの資金流入を記録しました。
- イーサリアムの価格が4,000ドルを超え、週間資金流入額が8億3,670万ドルと過去最高を記録したのと時を同じくして、ビットコインETFは同時に30億ドルを超える7日連続のプラス流入を維持している。
価格上昇の中、ETH ETFが新記録を樹立
米国を拠点とするスポット・イーサリアム上場投信は、7月のローンチ以来最長のプラス流入を記録し、10日連続の純流入となった。金曜日の取引では8,380万ドルの新規投資があり、フィデリティのFETHが4,790万ドルの貢献でリードした。この日の総取引高は9億9,200万ドルに達し、ファンド設立以来4番目に出来高の多い日、またローンチ週以外の取引日としては2番目に多い日となった。
これまでの記録を塗り替える週間成績
先週は8億3,670万ドルの資金が流入し、11月中旬に記録した5億1,520万ドルから62%増加した。ブラックロックのETHAは先週約5億2,000万ドル相当のエーテルを蓄積し、トップ・パフォーマーに浮上した一方、フィデリティのFETHは約2億7,600万ドルの純流入を追加した。
市場への影響と広範な暗号情勢
ETFの堅調なパフォーマンスは、イーサリアムの価格が4,000ドルを突破し、24時間で3%の上昇を示すなど、市場の大きな動きと一致している。11月のイーサリアムの月間オンチェーン取引量は2021年12月以降で最高を記録し、1月の数値のほぼ2倍となった。この高騰はNFT市場にプラスの影響を与え、複数のトッププロジェクトが2桁の上昇率を記録した。同時に、ビットコインETFは11月27日から7日連続で30億ドル超の資金流入を記録し、その合計資産はビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモト氏の推定保有額を上回っている。