キーポイント
- スポット・ビットコインETFは月曜日、4億3840万ドルの大幅な資金流出を経験し、34億ドルの純流入をもたらした5日連続の流れを断ち切った。
- ビットコイン価格は10万ドル近辺の高値から94,500ドルまで後退、24時間で3.55%の下落を記録
ETFフロー分析
SoSoValueのデータによると、月曜日はスポット・ビットコインETFにとって転機となり、プラスのフローが続いた後、初の大きな流出を記録した。ビットコインETF12銘柄のうち7銘柄がマイナスフローを計上し、ビットワイズのBITBは2億8000万ドルの流出で下落の先頭に立った。特筆すべきは、ブラックロックのIBITが2億6780万ドルの純流入を確保し、好調なポジションを維持したことで、グレイスケールのミニ・ビットコイン・トラストが420,460ドルの小幅な流入を追加した。
市場への影響と取引量
資金流出にもかかわらず、取引活動は堅調を維持し、12本のビットコインETFは月曜日に合計56億ドルの取引高を記録し、金曜日の54億ドルをわずかに上回った。ファンドの純資産総額は1,022億ドルで、ビットコインの時価総額の約5.4%を占め、暗号市場で大きな存在感を維持している。全ファンドの累積純流入額は304億ドルとなっている。
イーサリアムETFのパフォーマンス
ビットコインETFとは対照的に、イーサリアムETFは月曜日に280万ドルの小幅な資金流入で回復力を示した。9つのイーサリアムファンドの取引高は、金曜日の3億7390万ドルから7億1120万ドルへとほぼ倍増した。Bitwise、Fidelity、VanEckのファンドがプラスの流れを牽引し、21SharesとGrayscaleのファンドは流出した。イーサリアムETFの累計フローは1億900万ドルに達した。